突如始まる。タダナオ現代版。
馴れ初めから書けよ?
いやいや、キヨコニもマサヨシも突然始まってるしね(笑)
「本多家の食事事情」
直政は、洋食が得意で忠勝に作るけど、忠勝は和食が好きそうだな。
ある日、
直政「じゃーん。筍とゴボウとコンニャクと鶏肉の煮物でーす」
忠勝「…旨い」
直政「当然!頑張ったもん」
忠勝「おい。指、どうした」
直政「ん?あー…洋食と包丁使いが違うから、ちょっとね。平気平気。舐めて治すから」
忠勝「また、お前はそんな事を…っ」
直政「だから、はい」
忠勝「?」
直政「舐めて☆」
あれ?
忠勝のご飯は、鰹のタタキとかそんなんだと思う。
稲のご飯も、刺身パックの海鮮丼とかだと思う。
似た者親子。
直政、稲ちんに普段何食べるか聞くんだけど、全然役に立たないの(笑)
本多家の料理は切って乗っけるだけ(笑)
ひこにゃん、張り切って作っちゃうね。
稲ちんが習いに来そう。
忠勝、直政と稲ちんが並んで料理作ってるのをなんだか複雑そうに見てそう。
でも、チョットときめいちゃいますよ。
本多家の料理は、男飯が基本です!
他にも、トンカツ、生姜焼き、カレー、鍋等がありますがやはり切って乗せるだけが主流です☆
稲と直政。
仲良く並んでるの見て、むず痒そうな顔をする忠勝。
たまに直政が振り返って、味見小皿を忠勝に渡し、
直政「忠勝の為に、塩分控えめにしてみました☆どう?」
とか聞いてくれますよ。
直政、意外と尽すタイプやね。
でも、交換条件とかありそう。
「おいしかったら、キスちょうだい☆」
忠勝、正直だからついつい「旨い」って言っちゃうの。
そして、唇を奪われます(笑)
もちろん、稲が見てる前だとすごく怒るので、その時はほっぺで我慢です(笑)
忠勝「なっ、今、何をっ!?」
直政「えー?よく出来ましたのチュウでしょ?」
忠勝「お前がしてどうするっ!」
直政「なら、してくれるの?」
忠勝「うっ、それはっ」
稲「もーっ。別に減るものじゃないし、いいじゃん。ね〜☆」
みたいな。
忠勝「あ、後でな!」
宣言しちゃいました。
食事が終わった後、稲ちんも去って帰る準備をしてる直政を捕まえたものの、固まる忠勝。
直政「してくれるの?」
忠勝「…約束だからな」
目を閉じる直政に、顔を近付けるが、あとチョットが進まない。
そんな時。
稲「も〜!ビシッとしちゃいなさいよ!」
稲ちん登場です!!
稲!?(笑)
固まる忠勝と、少しびっくりしてる直政の側へ、ずんずん近づく稲。
がっしりと、忠勝の頭を掴み、
稲「二人とも!歯ぁ、食いしばるっ」
忠勝「むっ!?」
直政「んっ」
チュウ。
稲「――よしっ!これで心残り無く帰れるわっ」
グッドラック、と笑みを浮かべて踵を返す稲。
直政としては、歯は食いしばらない方が色々楽しかったのに、とちょっと残念。
それは悲しい(笑)
直政「ぷっ…稲ちゃんって楽しい子だよね」
忠勝「…」
直政「じゃあ…」
振り返ろうとする直政の肩を掴み、顎を捕えてキスをする。
忠勝「き、今日は旨い飯を、有難う」
直政「…〜〜!」
忠勝「直…」
直政「忠勝!!うわ〜めちゃくちゃ嬉しい!ヤバイ!嬉し過ぎてヤバイ!」
ぎゅ〜と抱きついてジタバタしてます。
多分、抱き着いた上に、
直政「ね!ねっ!もう一回〜っ!!」
と騒ぎましたよ(笑)
忠勝「さっきしただろう!」
直政「だから、もう一回!…してくれなきゃ離さない!」
ダダッコ。
終わる。
随分前から出来てた小ネタだったり…。
20071026 佐々木健&司岐望